IID参加記
大阪大学医学部皮膚科学教室
松井 佐起
2013年5月6日から13日まで、スコットランドのエディンバラで行われたInternational Investigative Dermatologyに参加させていただきました。
到着してすぐ、アメリカから来られていた寿先生と合流しました。
今回はサテライトミーティングからの参加でしたが、サテライトは参加者がすくないことを想定されていたとのことで、比較的、小さな部屋でマイクなしのoral presentationでした。マイクがない分、会場のあちらこちらからどんどん活発な議論があがり、白熱していました。狭い部屋の中で、床や、プレゼンターの後ろに座る人、台の上に横ずわりする人など人があふれていました。
8日からはじまった学会ではposterの数の多さに圧倒されました。端から端まで歩くだけで疲れそうな広い会場に人があふれてabstractを片手に、お目当てのposterを探しまわりました。それぞれのPosterのまえで何人もの人が集まって熱い議論が交わされているのも刺激的でした。
Oral sessionではサテライトから一変、大きなホールで途切れない質疑が交わされ、難しい話が多かったですが、とても勉強になりました。
学会の間にはエディンバラ城や、アーサー王の玉座と呼ばれる高い丘の上へ登って台風並みの風にふかれたり、エディンバラの町を堪能できました。
Social gatheringでは会頭のEnk先生や天谷先生がスコットランドの民族衣装であるキルト姿を披露され、参加者から写真攻撃にあっておられました。
今回は発汗をテーマにした演題でposter発表をさせていただきましたが、どの実験もいろんな方に教えていただき、協力していただいてはじめて結果を出せたんだなと、あらためて実感しました。片山先生、室田先生、細胞生物免疫学の石井先生、菊田先生をはじめとし、ご指導いただき、支えてくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
第6回International Investigative Dermatology (IID)
会長:Alexander Enk 教授(ハイデルベルク大学)
会場:エジンバラ国際会議場
会期:2013年5月8-11日
平成25(2013)年6月4日掲載