Kathleen Green先生による医局内モーニングセミナー
Early bird catches the worm!
大阪大学医学部皮膚科学教室
室田浩之
分子生体情報学・月田早智子先生のお導きにより、Kathleen Green先生を教室にお迎えし、皮膚科教室で6月22日土曜日朝9時からモーニングセミナーと意見交換を開催しました。Green先生からはデスモグレイン下流のシグナル伝達について、時にERBINとTcTexに関して各々細胞分化や表皮細胞のアクチン・ダイナミクスへの関与を中心にお話いただきました。皮膚バリアにおける表皮の重要性を改めて再認識しました。TcTexとBowen病の関連についても触れられ、皮膚科医としてデスモグレインを介したシグナルと病気との関連をしらべる必要がありそうだと思いました。また私自身の研究の新しいアイデアをいただき、まさに”early bird catches the worm”です。同朝までの当直の疲れがふっとびました。
そのあと、私からは「温もると痒いメカニズム」「汗」に関する話題をお話し、玉井先生からは先天性表皮水疱症に対する再生医療の試みとHMGB1による組織障害修復機構に関する話を紹介いただきました。みんなでわいわいと議論しあいとても楽しく有意義な時間を過ごしました。
Kathleen Green先生に改めて感謝いたします。
写真:寺尾美香先生も参加いただきました。女医会のため写真撮影前に出られました。
平成25(2013)年6月24日掲載